
スペースアートとは?
ヨーロッパやアメリカで確立されつつある新しいジャンルの現代芸術で、さまざまな芸術形式を含んでいます。スペースアートを紹介するサイエンス&アートの雑誌「レオナルド」の編集者、ロジャー・マリーナ氏は、以下のように定義しています。
“スペースアートとは「実現のために宇宙活動に関係する現代の芸術」で、その範囲は7の広いカテゴリに分類される”
- 宇宙開発(探検)を通して得られる知覚経験を利用した美術:例)宇宙開発での記録写真
- 宇宙探査を通して発展した、心理学的・哲学的な新しい概念を表現する芸術:例)宇宙から地球全体を見た視点による全体システムとしての地球の概念
- 地球から見る宇宙空間での芸術:例)映像を介して見る無重力状態での作品
- 宇宙から見る地球に関する芸術:例)鏡で太陽光を反射させる点で描く、宇宙から見る巨大な地上絵
- 宇宙で見る宇宙空間での芸術:例)宇宙飛行士や宇宙旅行者が楽しむ無重力空間での芸術作品
- 宇宙建築、インテリアや家具デザインなどの応用美術:
- 宇宙活動により作られた新技術と材料を利用する美術:例)全世界規模で同時に発生する芸術作品を作るため衛星システムを利用する